自作でスロットを作った感想
こんにちは。オリジナルスロットに希望を託すマングリです(^-^)
趣味が高じて数年前よりスロット関連の動画をYouTubeでアップロードするようになりました。
その中の一つとして『The KAIDO 回胴』というシリーズがあります。
ひょんなことから自分達でパチスロを作ってみることになりました。
その場のノリで企画はスタートすることになります。
この時は軽はずみな発言と行動が後に重労働を増やす引き金になろうとは夢にも思っていませんでした・・・
いきなり現実に絶望する・・・
結論から言うと自分達が理想とするスロットを作るのは可能です。
ただし莫大な資金源があればの話!
スロット関連に精通する会社をどれだけ回り会議を重ねたことでしょうか。
最初は絶対に高額のお金を吹っかけられていると考えていました。
しかしどこに聞いても機械一つ開発するのに何千万~億単位の話を普通にされます。
私が質問をします。
あの~30万くらいの予算でニューペガサス程度の機械を作れませんかね?
一瞬にして関係者の目が点になり、その後に会議室は大爆笑の渦に包まれます。
無知だった私達にスロットを作る工程や期間などについて費用の振り分けを丁寧に説明してくれました。
金額は多少の上下があるけど他社の見積もりも大差ありませんでした。
エマさんニューペガサス程度とか暴言を吐いてごめんなさい!
絶望を目の当たりにしてもう最終回!?
今回の計画自体が如何に甘っちょろいかを痛感しました。
ぶっちゃけスロット作りの企画をやめようと考えました。
そんな矢先にワラにもすがる思いで相談したある業者から深夜に返信メールが届いてました。
岡山県にあるA-SLOTの担当N氏からです。※主な業務内容は家スロ販売ですね。
何度メールのやり取りをしただろうか。
誠心誠意に私達の疑問を紐解くように答えてくれました。
その甲斐あって幾つかの結論に達します。
- 筐体をゼロベースで作るとそれだけで何千万という開発費がかかるため廃棄品を含めた格安のスロットをカスタマイズする。
- メインROMの仕様書はこちらで作る。
- リール・パネル等のデザインはこちらで作る。
- 作業工程の自分達でやれることは全てやる。
これらを見ても分かるように自作と言いつつも作業が依頼先に丸投げだったことを反省します。
お金のかかる大半の部分は『労力』と『スキル』です。
単純に知らないことは調べて勉強すれば自分の時間を消化するだけですから開発費は安くなるという計算・・・
要は金がないなら自分でやれってこと。
こうしてふるいに掛けることで、どうしても無理な作業が絞り込まれる。
最終的な仕上げ業務をA-SLOTさんに請け負ってもらう流れがベストと判断しました。
まさか自分が色々と勉強することになるとは思いませんでしたけどねw
スロット作るのって本気で大変だと思いました・・・
何にでも言える話だけど一から物を作るって大変ですよね。
もっと言えば専門外の知識を得るために勉強するのは果てしない時間を費やします。
スキルを上げてようやくスタートラインに立てる程度。
血の滲むような苦労があって開発された商品は世に送り出されます。
その状況下で報われるのはほんの一握り。
酷評だって日常茶飯事です。
市民権を得るには問題点を放置せず次の改善案を掲げ、さらなる努力が必要です。
リールの印刷一つ取ってもただデザインしたものを貼り付ければ良いわけではありません。
それ相応の技術を使い、一色増えれば単価も上がるため配色や役サイズに気を配り、7をリール回転時に見やすいように透過性を施す。
etc
落としどころを決めないと、どこまでも作り込めちゃいます。
メインROMの仕様書だって数字のつじつまが合わなければ現場から鬼のように指摘が入ります。
理想のシステムを言うだけと実際に数字に落とし込むのでは天と地の差があります。
好き勝手に言うだけなら誰でもできますよね。
物凄く反省しましたw
ようやく自作のスロットが形になりウキウキで稼働をさせてみました。
実寸サイズとデザインしたパネルが微妙にズレてたり、告知ランプの羅針盤が丸型なのに真四角に光ったり、図柄が全体的に小さかったり、下パネルの遮光調整に不備があったり・・・
とにかく細かい部分の修正が沢山ありました。
しかもベースとなる機械を恐ろしく玉数の少ないアクアビーナスを選んだことで量産できないことに完成してから気が付きましたw
試作2号機はこの教訓を活かした作りになります。
そして私は今回の件で誓ったことがあります。
もう二度と糞台発言はしません!
では本日も良い夢みてね(^0^)