エレクトロコインから原点を学ぶ

こんにちは。海外のスロットメーカーに魅了されて今に至るマングリです(^-^)


本編は趣味を兼ねているため黄金太郎のつぶやきとは別の視点で読んでいただければ幸いです。


私がスロット専門店を始めた理由は人知れず撤去される個性の強い機械(いわゆる珍古台)を一人でも多くのユーザーに知ってもらいたい気持ちからでした。


ここからはマニアな話を要するため分かる方が限定されるので悪しからず。


ジパングを始めたのは18年前の2001年5月です。


さらに遡ること6年前に私は別店舗でスロットコーナーの調整を任されていました。


4号機が始まって約3年ほどの時期でしたかね。


そこである機械との出会いが私の人生を急変させます。


1995年にエレクトロコインジャパン(以下エレコ)から販売されたスーパーモグモグ2(4号機Aタイプ)です。

エレコはイギリスから日本に参入してきた遊技機メーカです。


業界初の4号機でリプレイ外しを取り入れたのはエレコのチェリーバーでした。


当時は現存する爆裂3号機とのギャップに惑わされ、機械の本質に目を向けず浅い場所で満足していました。


まさに今の5号機から6号機に移り変わる時代と同じです。

後にエレコマニアの仲間入りを果たす私が断言できるのは当時のエレコの機械は全て変態開発者(褒め言葉)に生み出されていました。


そして共通して言えることがあります。


エレコは万人受けしない。


実はチェリーバーもファーストコンタクトは糞台という印象でした。


そこから高評価に一変した理由は単純に打ち込み続ける機会を友人が設けてくれたからです。


恐らく私だけではへこたれていたと思いますw


毎度のことだけど最初のハードルが高いため初心者向きではありません。


開発者が伝えたいであろう真の面白さに行き着くまでが狭き門です。


取り敢えずエレコの機械を打つ時は忍耐力を持って向き合う覚悟が必要でした。


スルメは何度も噛まないと味は滲み出ませんからね。


当時のエレコ全般に言えることだけど明らかにターゲットがマニア層のためゲーム性がややこしいです。


そしてトリプルウィナー3に続く3作目がスーパーモグモグ2でした。


流石にこの時期はエレコの機械を打ち込む心の準備は万全でしたw


同時期にユニバーサルの代表作となるクランキーコンドルが兄弟機として販売されます。


共にリプレイ外しの破壊力は抜群。


お約束の如くコンドルは世間に受け入れられモグモグは不遇の道を歩むことになります。


コンドルの鉄板リーチ目がモグモグだとガセる件は有名で大半のユーザーが酷評をしました。


例えばコンドルで青7上段テンパイが2確目だったのに対してモグモグの上段黒7テンパイはガセります。


その他もコンドルではガッツポーズする場面が当たり前にガセります。


だがそれがいい!


この変態開発者がそんな意味のないことをやるわけがないとエレコマニアは信じています。


頑張った先に見える光景はきっと素晴らしいと!


私達はどれだけ飼いならされた犬なんでしょうw


案の定その謎は解き明かされます。


コンドルと同じ小役構成とリール配列にも関わらずスロットは『制御』で『別物』になることを教えられました。


停止位置がスベリのコマ数によって鉄板リーチ目やチャンス目になるわけですからユーザーは一生懸命に目押しの精度を上げようと努力をします。


打ち込む度に新たな発見に魅了され一喜一憂できる。


私は断然モグモグ派!


ユーザーを育てる素晴らしい要素が無数に詰まっていました。


きっと開発者は類似する機械であっても差別化を図り『色』を出したかったのでしょう。


コンドルより遥かに癖が強く、この感覚を共感してもらいたくて当時のお店にモグモグを12台導入しました。


ちなみにコンドルは未導入です。


残念ながら一般ユーザーに楽しみを伝えきれず満足のいく稼働に繋げることはできませんでした。


ただマニア層には絶大の支持を受けました。


今も昔も一つの機械と永遠に向き合ってもらうのは難しいけど打ち込むことである程度の作り込みは見えてきます。


私達ホールは表面上の数字に惑わされず愛情と努力を常に忘れたくないですよね。


モグモグとの出会いがきっかけで隠れた名機を普及したいと考えるようになりました。


私のスロット運営に対する原点はここから始まりました。


では本日も良い夢みてね(^0^)

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